「珍しく、圭都が悩んでる」



「うっせーな」



今日はあのチビの誕生日。
何をあげようか、何が好きなのかさっぱり分からぬまま誕生日がきた。


結局、ピンクのくまのぬいぐるみを買ってしまった。
こんなんで、いーのか??


「この悩んでる姿を紗英ちゃんに送りたい」


「殺すよ?」



「嘘うそ。でも、この姿を紗英ちゃんが見たら、惚れるよ(笑)」



「馬鹿にしてるだろ」