「ここじゃ、あれだから、どっかいい?」 「あっ、はいっ」 何だろう? なんて、ギモンに思うけどついて行っちゃう私って… 「紗英ちゃん、自然好きそうだったから(笑)」 「好きです(笑)」 連れてこられた場所は公園だった。 私はベンチに座り、圭都くんのお兄さんはフェンスにもたれかかった。 「あのさ、いきなりなんだけど…」