「…。今日はまっすぐかーえろ♪」 「そうしとけ」 「はーい」 「紗英ちゃんって、どこら辺に住んでる?」 「條駅から歩いて10分くらいのところだよ~」 「へぇ~。今度行こうかな」 うんと頷くと、圭都くんが舌打ちをした。 「あ。ごめん、俺、用事思い出したから二人でなにかしてて」