「おい」


奈々と机をくっつけて弁当を広げると、



「なんですか、如月 斗真先輩」



「あ、名前知ってたのか」


「いや、この子が勝手に教えてきました」


「ちょっ、ちょっと瀬奈?!」



奈々は少し震えている。
怯えているのだろう...