はぁ………………

「おはよーん……って、どうしたのその隈!」


「寝てないのよ。」


「例のストーカー?しつこいわね……」


紗希は誰かに見られている視線を感じていた


どこからなのか、よくわからないが、外に居ても学校に居ても視線は感じるし、部屋なんか特にひどい。

夜は特に不安で眠れなかった。


今日も来るのかな。あのメール……


ぶーー……ぶーー

きた………………もういいやムシムシ。

ぶーー……ぶーー

え?二通目!?

急いでメールボックスを開くと、いつもと同じメールアドレスで二通着ていた。

一通目

件名:体調
ーー体の具合は大丈夫ですか?最近眠れてませんね。夜はうなされてますよ。
原因はなんでしょうか。私にはよくわかりません。


二通目

件名:なし
ーームシスルナ。


紗希は呆然とするしかなかった。