「神山さん(看護師)吸入とモニター、
あと点滴用意してください」




「わかりました」




看護師は、何処かへ行ってしまった。




「柚ちゃん、ゆっくり深呼吸して
吸って、吐いて、吸って、吐いて…」




「ゲホッ…ゴホッ…スー…ゲホッゲホッ…でき…ゲホッ…な…ゲホッ」




苦しくて意識が飛びそうだった。
先生も気づいたのか




「意識だけは、保ってくれ!」




ごめんなさい、できそうにない。
そのまま意識を手放した。