「でもな…俺1人だけ知ってるんだ」

「おい蓮どういうことだ」

奏が蓮に近づき、肩を掴む

「俺の彼女なんだがな。可憐“カレン”って言うんだ。ひとり鬼を友達とやったらしくてな 。5人で各自にやったことは覚えてるらしいが誰とやったのかとかは覚えてないらしいんだ。」


ということは
誰かが捕まって
死んだということ?
どういうことかさっぱり私たちにはわからなかった。

ここまで言われたのに

夜中になり、わたしたちは
グラウンドに行き
目的発見のために
やっぱりこの鬼ごっこを
することになった。

蓮は、止めたけど
決めたらもう後戻りはしないといった
颯と奏の性格には呆れて何も言えなくなっていた。