「お前、何酔っ払ってるんだよ」
振り返ると
もこみちがいた。
背が高く、スタイルが良いせいか普通に立ってるだけで絵になる。
「中川家!
お前その泥酔で、…ちゃん送るつもりだったのかよ!?
何、考えてんだよ」

苛ついた様に吐き捨てるもこみちの言葉に
中川家が答えずに黙り込んだ。
その中川家の態度に苛立ちを隠せず、
もこみちは、中川家を睨み付ける。

「その上、煙草かよ…何それ…
まあ、良いや。
行こう…ちゃん!」

もこみちに手を掴まれ
引きずられる形で、
私はもこみちの車に乗せられた…。