「次っ!天野まきば、井上空海ペアっ!」
『はいっ!』
私は、雷の魔法少女。
空海は、氷の魔法少年だ。
雷や氷といった
<魔法>は、Aクラスのものにしか出せないほど、難しい。
Aクラスのものでも、
なかなか出すのに苦労する。
世界を救うために
世の中で魔法を使えるのは、
毎年せいぜい5~8人ほどらしい。
「天野まきばより、 雷神に命じる。
青光を白光を、我が身に暗示よ!!サンダー!」
「井上空海より、氷神に命じる。
氷河を氷雨を、我が身に暗示よ!!!アイスっ!!」
体に力がわいてくる。
神様が宿るのがわかる。
周りのクラスメイト達は、
「きゃー!まきばと空海の魔法をこんな間近で見れるなんてっ!」
と、喜んでるけど
そんな声も遠ざかってきて。
さぁ、
そろそろ。
魔法を使う準備が、
整った。


