キーンコーンカーンコーン

「今から第1回魔法テストをします。
れいっ。」


ざっ!
皆のお辞儀がぴんとそろう。

魔法を使う者たちは、
コンビネーションも必要。

ちょっとした事も
きちんとあわせないといけない。


魔法を使う者。
通称、
男子は魔法少年
女子は魔法少女
といわれている。

1時間目の授業は
魔法のテスト。

それぞれ2人1組となって
一緒にモンスターを倒す。


私のクラス、Aクラスは
入学試験で良い成績をとった30名が集まる
トップクラス。

そのなかでも、
主席で合格したのが
まさかまさかの



私。




「まきば、組まないか?」

空海が近づいてきた。

このクラスには、
空海。
まひろ。
伊織がいる。

空海なんかは、2位だったらしい。


「組むのはいいけどっ......。私達、1位と2位だよ?組んでいいのかな?」


「まきばは俺と組むの嫌?」

嫌じゃない。


むしろ
大歓迎。


「組もっか.....?」