自分の靴箱を開けて無言で靴を取り出す。今井も無言で俯いているから妙な沈黙が流れた。ボクはさっさと此処から離れたくて、靴を履く動作を急ぐ。
「……なぁ、」
靴を履き今まさに歩き出そうとした時だった。不気味な程低い今井の声が、背後から届いたのは。
だけどボクはそれにも動じず、無視して一歩を踏み出せば、息を呑む気配を背後に感じた。
まさかボクが立ち止まってくれると考えていたのか。今井は歩き出すボクの背中に慌てた様子で「待てよ!」と声を荒げた。
「何でそんなに行きたくないんだよ……一人では行ってたんだろ。本当は俺の言ってる事図星なんだろ? 煌宝の店員に好意を持った自分をただ認めたくねーだけなんだ」
今井の思いがけぬ言葉にピタッと立ち止まる。
この判断は、正しかったのか、誤ったのか。
「……なぁ、」
靴を履き今まさに歩き出そうとした時だった。不気味な程低い今井の声が、背後から届いたのは。
だけどボクはそれにも動じず、無視して一歩を踏み出せば、息を呑む気配を背後に感じた。
まさかボクが立ち止まってくれると考えていたのか。今井は歩き出すボクの背中に慌てた様子で「待てよ!」と声を荒げた。
「何でそんなに行きたくないんだよ……一人では行ってたんだろ。本当は俺の言ってる事図星なんだろ? 煌宝の店員に好意を持った自分をただ認めたくねーだけなんだ」
今井の思いがけぬ言葉にピタッと立ち止まる。
この判断は、正しかったのか、誤ったのか。

