「おう、日生! 起きたのか!」
引き戸を開けた瞬間に耳に飛んでくる無駄にデカイ声。目に映る無駄に明るい金髪。
「……何でアンタがいるのさ……」
リビングには今井がいた。勿論、シンもいたけど。
「てかよ~! さっきシンから聞いたんだけどよ、お前そういう事は早く言えよな!」
今井は突然立ち上がりボクの前に来ると、質問に答える事なく(まあ聞くまでもなく、勝手にやって来たんだろう)やや興奮気味にそんな事を言ってきた。
「……何の話?」今井の喧しさにやや眉を寄せ目を細めてボクは問う。
「何の話って、一つしかねーだろ! シンのねーちゃんと付き合えたんだってな! よかったじゃねーか!!」
そう言って自分の事のように喜ぶ今井を見て、ボクは僅かに驚くと同時に、心からの祝福に照れ臭さと喜びを感じた。僅かに目を見開いたまま今井を凝視していたけど、やはり照れ臭さにつと視線を逸らした。
「ま、まあ……うん」
傍から見れば本当に喜んでいるのかどうなのか判断に困る微妙な反応しかボクは返せない。が、そんなボクの反応も性格も今井は熟知しているようで、照れるな照れるな、そう言ってボクの左肩にぽんっと手を乗せてきた。これまでのボクならその手を何食わぬ顔で払いのけていただろうけど、やはり今はどんな事でも許せそうだし、結ばれた事は、想像以上にボクの心を幸福感で満たしていたらしい。
「しかし羨ましいぜ! あんなに綺麗で優しくて、おまけにチョー清純な人が彼女なんてよぉ!」
彼女……
今井は二カッと笑いながら、今度はボクの肩に腕を回してきた。鬱陶しくて退かそうと考えたけど、ボクの心は『彼女』という言葉に過剰に反応していて、今井の行動なんて今はどうでもよかった。過度なスキンシップをボクは好まないのに。
「しかも年上のお姉さまかぁ~。男なら一度は憧れるよな! くう~っ、羨ましいぜっ」
「――アンタには上原って女がいるだろ」
流石に鬱陶しくなって結局腕を退かすと、ボクは今井から離れる。ボクの発言に今井はかなり慌てふためいていた。
引き戸を開けた瞬間に耳に飛んでくる無駄にデカイ声。目に映る無駄に明るい金髪。
「……何でアンタがいるのさ……」
リビングには今井がいた。勿論、シンもいたけど。
「てかよ~! さっきシンから聞いたんだけどよ、お前そういう事は早く言えよな!」
今井は突然立ち上がりボクの前に来ると、質問に答える事なく(まあ聞くまでもなく、勝手にやって来たんだろう)やや興奮気味にそんな事を言ってきた。
「……何の話?」今井の喧しさにやや眉を寄せ目を細めてボクは問う。
「何の話って、一つしかねーだろ! シンのねーちゃんと付き合えたんだってな! よかったじゃねーか!!」
そう言って自分の事のように喜ぶ今井を見て、ボクは僅かに驚くと同時に、心からの祝福に照れ臭さと喜びを感じた。僅かに目を見開いたまま今井を凝視していたけど、やはり照れ臭さにつと視線を逸らした。
「ま、まあ……うん」
傍から見れば本当に喜んでいるのかどうなのか判断に困る微妙な反応しかボクは返せない。が、そんなボクの反応も性格も今井は熟知しているようで、照れるな照れるな、そう言ってボクの左肩にぽんっと手を乗せてきた。これまでのボクならその手を何食わぬ顔で払いのけていただろうけど、やはり今はどんな事でも許せそうだし、結ばれた事は、想像以上にボクの心を幸福感で満たしていたらしい。
「しかし羨ましいぜ! あんなに綺麗で優しくて、おまけにチョー清純な人が彼女なんてよぉ!」
彼女……
今井は二カッと笑いながら、今度はボクの肩に腕を回してきた。鬱陶しくて退かそうと考えたけど、ボクの心は『彼女』という言葉に過剰に反応していて、今井の行動なんて今はどうでもよかった。過度なスキンシップをボクは好まないのに。
「しかも年上のお姉さまかぁ~。男なら一度は憧れるよな! くう~っ、羨ましいぜっ」
「――アンタには上原って女がいるだろ」
流石に鬱陶しくなって結局腕を退かすと、ボクは今井から離れる。ボクの発言に今井はかなり慌てふためいていた。

