*
バスセンターでバスを降り、それから電車に二十分揺られ、最寄り駅に到着する。時刻は二十一時になろうとしていた。けど、これからすぐに帰宅する訳にはいかない。ボクにはまだ、やらなければならない事があるからだ。そう、気持ちを、伝えなければ――……
「日生くん」
不意におねーさんに呼ばれ振り向く。おねーさんは遠慮がちに言葉を続けた。
「ちょっと……寄りたいところがあるんですが……。あの、でも……疲れてると思いますし、帰ってすぐに休みたいのであれば、また今度でも……」
それは願ってもない申し出だった。ボクは二つ返事で承諾する。
「いいよ。寄りたいトコって?」
あっさりと了承を貰えた事に驚いている様子のおねーさんだったけど、すぐに安堵の表情を見せ微笑んだ。
「公園です。家の近くの」
「ああ、いいよ」
丁度いい。ゆっくり話せる場所が良かったから。
バスセンターでバスを降り、それから電車に二十分揺られ、最寄り駅に到着する。時刻は二十一時になろうとしていた。けど、これからすぐに帰宅する訳にはいかない。ボクにはまだ、やらなければならない事があるからだ。そう、気持ちを、伝えなければ――……
「日生くん」
不意におねーさんに呼ばれ振り向く。おねーさんは遠慮がちに言葉を続けた。
「ちょっと……寄りたいところがあるんですが……。あの、でも……疲れてると思いますし、帰ってすぐに休みたいのであれば、また今度でも……」
それは願ってもない申し出だった。ボクは二つ返事で承諾する。
「いいよ。寄りたいトコって?」
あっさりと了承を貰えた事に驚いている様子のおねーさんだったけど、すぐに安堵の表情を見せ微笑んだ。
「公園です。家の近くの」
「ああ、いいよ」
丁度いい。ゆっくり話せる場所が良かったから。

