――……ねぇ、ケンヤ。アンタは今、ボク等の姿を見ているのか? アンタが自分を犠牲にしてまで守ったおねーさんは、アンタに向かって『生きる』と言った。アンタにその言葉は、聞こえたのか? アンタがいる所まで、声は届いたのか?……アンタはさ、きっといい奴だったんだろう。おねーさんもシンも認める程、優しくていい奴だったんだろう。けどさ。
ボクはアンタを、認めない。
アンタはおねーさんを守りたくて……アンタの存在は、恐らくおねーさんを守る為に在った。けど、アンタのそれは自己満足に過ぎない。アンタがおねーさんの為に死んだというなら、ボクはおねーさんの為に生きよう……――

