オバサンとのやり取りを終えると、おねーさんがボクに近付いてきた。それと同時に、さりげなく離れるシン。店の商品に興味をそそられた人のように、ごく自然に離れていく様が凄過ぎて逆に苛立ってくる。気を利かせ過ぎだ。
「二人はどうしてここに?」
おねーさんが尋ねてくる。
「ちょっと用事があってさ、丁度近くにいたんだよね。雨が凄い降ってるけどおねーさん傘忘れたでしょ? で、シンがそれじゃあ困るだろうからって」
おねーさんは心持ち驚いた表情を見せた後、顔を綻ばせた。
「それで来てくれたんですね。ありがとうございます。でも……、」
そう、言葉を濁し、申し訳無さそうに眉を下げた。
「私、折り畳み傘も持ってるんです。だから大丈夫ですよ」
それを聞いて、安堵感がやや勝ったが、残念に想う気持ちも少なからずあった。イヤがっていたくせに可笑しな感情だ。
少し離れた場所に居るシンに、この事を伝えに行こうと思ったが、ボクが動くより先に、オバサンが声を掛けてきた。
「もしかして花恋ちゃんと日生くん、付き合ってるのかい?」
「は!?」
「え!?」
背後からとんでもない発言をしたオバサン。ボク等は同時に驚愕の声を上げた。
何言ってるんだよこのオバサン……! ボク等の会話が聞こえる距離に居た訳じゃないし、例え聞こえる距離に居たとしても、それと取れる発言はボク等の間には無かった筈だ。
「二人はどうしてここに?」
おねーさんが尋ねてくる。
「ちょっと用事があってさ、丁度近くにいたんだよね。雨が凄い降ってるけどおねーさん傘忘れたでしょ? で、シンがそれじゃあ困るだろうからって」
おねーさんは心持ち驚いた表情を見せた後、顔を綻ばせた。
「それで来てくれたんですね。ありがとうございます。でも……、」
そう、言葉を濁し、申し訳無さそうに眉を下げた。
「私、折り畳み傘も持ってるんです。だから大丈夫ですよ」
それを聞いて、安堵感がやや勝ったが、残念に想う気持ちも少なからずあった。イヤがっていたくせに可笑しな感情だ。
少し離れた場所に居るシンに、この事を伝えに行こうと思ったが、ボクが動くより先に、オバサンが声を掛けてきた。
「もしかして花恋ちゃんと日生くん、付き合ってるのかい?」
「は!?」
「え!?」
背後からとんでもない発言をしたオバサン。ボク等は同時に驚愕の声を上げた。
何言ってるんだよこのオバサン……! ボク等の会話が聞こえる距離に居た訳じゃないし、例え聞こえる距離に居たとしても、それと取れる発言はボク等の間には無かった筈だ。

