「水晶は、二酸化ケイ素が結晶して出来たものなんです。二酸化ケイ素からなる鉱物を石英(せきえい)と言いますが、石英のグループであり、水晶は水晶なんです。透明度のないものを石英、透明度のあるものを水晶と呼びます。水晶にも色んな種類があって、煙水晶、ファントム水晶……ファントムは、幻影水晶とも言いますね。ルチル入り水晶やガーデン水晶、ローズクォーツ、アメシスト、シトリン……えぇと他には……キャンドル水晶やエレスチャル水晶……。他にも色々ありますが、水晶と付くものは全てが水晶(クォーツ)です」
「へぇ」
ヤバイな。覚え切れない。正直、せきえい(漢字も曖昧だ。せき、は多分石だろうけど)、水晶、響きがカッコイイから幻影水晶、それしか覚えてない。
「水晶は、不純物が少なく、透明度が高ければ高い程価値が上がるんですよ。天然ものでガラス玉のように綺麗なものはなかなか無いそうです。一度水晶を溶かし、不純物を綺麗に抜き取って再び固めた“練り水晶”というものもありますから、あまりに綺麗過ぎると、加工されたもの(練り水晶)の可能性が高いです。水晶を溶かしただけだから天然水晶と同じだと言うお店もありますが、全く違います。違うものだと正直に教えてくれるお店が“良いお店”と言えると思います。因みに、私達のお店では、敢えて不純物を残す水晶だけを置くようにしているんですよ。それが水晶であるという証になりますから」
「へぇ、深いね」
「でしょう? 石英は、」
まだあるのか。
「アゲートやカルセドニーの事を言います。アゲートは瑪瑙(めのう)の事です。聞いた事ありませんか?」
「ある、ような気がする」
実際はあるようなないような。
「両者は生成過程も成分も殆ど同じなのですが、呼び名が違うんですよ。その違いが、模様の有無です。色が均一で模様の無いものがカルセドニー。縞などの模様のあるものがアゲート(瑪瑙)。アゲートはブルーアゲートやグリーンアゲートなど、綺麗に発色されたものも色々ありますが、全て着色なんです。カルセドニーの中でも、更に色によって石の名前が異なります。お店にいたら更に詳しくお話出来るのですが」
おねーさんはそう言って笑う。ボクからしてみれば、もう十分詳しく話された気がするが。でも、何話そうかなんて考えなくて済んだから良かったかも知れない。おねーさんは、本当に石が好きなんだな。店員という立場から、頑張って身に付けた知識かも知れないが。
「へぇ」
ヤバイな。覚え切れない。正直、せきえい(漢字も曖昧だ。せき、は多分石だろうけど)、水晶、響きがカッコイイから幻影水晶、それしか覚えてない。
「水晶は、不純物が少なく、透明度が高ければ高い程価値が上がるんですよ。天然ものでガラス玉のように綺麗なものはなかなか無いそうです。一度水晶を溶かし、不純物を綺麗に抜き取って再び固めた“練り水晶”というものもありますから、あまりに綺麗過ぎると、加工されたもの(練り水晶)の可能性が高いです。水晶を溶かしただけだから天然水晶と同じだと言うお店もありますが、全く違います。違うものだと正直に教えてくれるお店が“良いお店”と言えると思います。因みに、私達のお店では、敢えて不純物を残す水晶だけを置くようにしているんですよ。それが水晶であるという証になりますから」
「へぇ、深いね」
「でしょう? 石英は、」
まだあるのか。
「アゲートやカルセドニーの事を言います。アゲートは瑪瑙(めのう)の事です。聞いた事ありませんか?」
「ある、ような気がする」
実際はあるようなないような。
「両者は生成過程も成分も殆ど同じなのですが、呼び名が違うんですよ。その違いが、模様の有無です。色が均一で模様の無いものがカルセドニー。縞などの模様のあるものがアゲート(瑪瑙)。アゲートはブルーアゲートやグリーンアゲートなど、綺麗に発色されたものも色々ありますが、全て着色なんです。カルセドニーの中でも、更に色によって石の名前が異なります。お店にいたら更に詳しくお話出来るのですが」
おねーさんはそう言って笑う。ボクからしてみれば、もう十分詳しく話された気がするが。でも、何話そうかなんて考えなくて済んだから良かったかも知れない。おねーさんは、本当に石が好きなんだな。店員という立場から、頑張って身に付けた知識かも知れないが。

