叶恋

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私も再びりりに顔を向けると





｢なーに、りりのこと無視して杏ノ原と見つめあってるの｣





｢見つめっ!?……いやいやいや、目があっただけだよ｣





｢へぇー、目があったにしては見てる時間長かったね｣





………もっともですね、はい。





｢で、好きなの？｣





｢っ………うん、多分好き。｣





｢ほらー、両思いじゃん｣





｢は？｣





両思い=杏くんが私を好き。





それは





｢それは……違う｣






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