「あのさ、僕の隣の席の人、座れなくて困ってるみたいだから・・・・・・・・」





・・・・・・・・へっ?!





徐々に左右に割れていく女の子たち。






あった!






私の席、見えた!






「あっあの!・・・・有り難うございます。」


この人が、声かけてくれたんだよね・・・・





感謝ですっっ!!





「・・・・別に。




・・・・君の為じゃない。」





・・・・・・・・。






嘘っ?!





い、今の、私に言ったの?!






「それ以外ないでしょ。」







うわっー!!






もしかして・・・・・・・・エスパー?!







「全部顔に出てる。」








アハハハハ・・・・・・・・。








そんなことよりっ!!






「風邪、大丈夫ですか?





体調悪くなったら、いつでも言って下さいね!」







「・・・・・・・・は?」






「・・・・・・・・ん?




だから、風邪!ひいてるんですよね?




遠慮しないで、いつでも言ってくださいって!






言ってるんですよ!」





「・・・・・・・・・・・・・・・・」