次の日の朝

靴箱に向かう。

でもそこには靴は無く代わりに手紙が入っていた。


『あんたってほんとにムカツク。

死んでくれないかしら?

まぁ、取り敢えず私達のいる所に来なさい?あんたなら分かるでしょ?』

わかる。

体育館裏の立入禁止の所だ。

こういうときに使われるところ

先生達はここには近付かない。

生徒が何をしてくるかわからないから。

私は覚悟を決めて体育館裏に向かう。

体育館裏に到着した時私は死を覚悟した。

奥村彩月(おくむらさつき)がナイフを握っていたのだ。 

手が震えている。

彩月さんにはやる気は無いらしい。

どうせ宮下の指示だ。

私は何かを勘違いしていたのかも知れない。

どこかで間違っていたのかも知れない。


ドスッ


鈍い音が聞こえる。

一瞬何が起きたかわからなかった。

理解したのはその後だった。



刺されたのだ



私は綺麗に体側していたため、横腹をかすり、腕に刺さっていた。

鮮やかな程に赤い血が流れていた。


彩月さんに罪は無いと信じたくて先生には言わなかった。

教室にはあるのが怖くて、恐ろしくて、

保健室に寄り家に帰った。

それから


私は不登校生になった。


初めて責任を放棄したような気がする。

パートリーダー。やり遂げたかったな。