嘘だ...よね...

そんな時に限って

『麻彩〜ごっめーん』

優奏が走ってきた

ダメだ...無理だ...我慢できない...
あの幸せそうな顔を見ると
涙がでる...

このまま優奏を殴りたい...
このまま優奏を殺してやりたい...

でもそんなことできない...
やっぱり
心の何処かで優奏が好きな
私がいる...
心の何処かで優奏を信じたいって
いう私がいる...



今のこの現実から逃げたい

いつの間にか

現実逃避していた...