澤田くんへ
長谷川です。
あのとき、あんなことをいってしまいごめんなさい。
すごく後悔しています。
人を傷付けるということは私にとって許せないことです。
ずっと謝れなかった。
この機会、卒業に手紙を書けて良かったです。
私はあなたを好きではありませんでした。
罪を償うだけに付き合いました。
それだけは代わりのない事実です。
澤田くんは私をまだ好きだとききました。
本当ですか?
そとだとしたなら、私がしてたことは許せないことですね。
ごめんなさい。
どうか、これからは私の事を忘れて生きてください。
私なんかの女のこと、ひきずって生きてても意味がありませんよ。
私は、ここを離れます。
明日の卒業式は欠席すると思います。
それが、私からの彼への償いです。
今までありがとう。
長谷川みことより


