子どもみたいなお兄ちゃんだけど…。





私の事を本当は一番喜んでくれている…。



「心和ちゃんは渡さーんっ!!」



はず…。











「なぁ…。」





不意に呼ばれ、

「何?」


と振り返った途端、
彼は頬にキスをしてきた。








「一生離してやんねーから。」








そう言い残してリビングに向かった。












ドキドキ鳴る心臓に、
私はこれからも耐えられるのだろうか…。