「最初は、 こんな理不尽に結婚とか決められて…。 ほんっとーに嫌だったけど…!! でも…。 今はよかったと思うもん!!」 私がそう言うと、 一瞬彼はニヤリと笑った。 「心和? ちゃーんとはっきり言えよ。」 どんどん扉に迫ってくる彼。 これが壁ドン? 私の頬は一気に熱を帯びた。 きっと今、 真っ赤なんだろうな…。 「言わないとこのまま口塞ぐよ?」 彼との距離、 10センチ…。 更に加速する心臓…。