好きになってしまいます






「心和-?そろそろどう?」



彼がノックしてきた。




「お…終わったよ!」





私が言うと同時に、
彼は扉を開けた。





「どう…かな?」





彼は私をじっと見た。


まるで時が止まったかのように。





「やっ…やっぱり変だよね!
せっかく素敵なドレスなのに…。」




私がそう言うと、


「ちげーよ。」



と彼が越そっと呟いた。








「つい、その…。
心和が可愛くて見惚れてた。」



彼は顔を赤く染めながら言ってくれた。





こっちまで照れてしまい、
顔に熱を帯びたのがわかる。