「よしできた!!」
鏡を見ると、
私じゃないみたいに、
別人になった私がいた。
「心和ちゃん、
私、
龍哉さんにある理由で告白できないの。
でも、
心和ちゃんには後悔してほしくないんだ。
もし好きになったなら、
想いを伝えてほしいな…。
怖いかもしれないけど、
やっぱり伝えなきゃ伝わらないし。」
もし、
彼に恋したら…。
いや、
本当はもう気づいてる。
怖くて逃げてるだけなんだ…。
「私から、
勇気が出るように!!」
華さんが首に掛けてくれたのは、
ピンクダイヤのネックレスだった。
「心和ちゃんに勇気が出ますように♪」
「華さん…。
ありがとう!!
私、
目をそらすのやめます!
ちゃんと彼と向き合います。」
向き合おう。
どんな結果でも…。

