「じゃぁ行こっか!!」
「はい!」
先輩についていく。
奥の同期と思われる人も気になるが、
それ以上に仕事が大切だ。
男の人っぽいし…。
あんなに人気なら、
ろくな人じゃなさそうだし。
同期だけど、
極力関わらないようにしよう。
「私の事、
アユちゃんとでも呼んで?」
「え?
じゃぁ…、
アユ先輩にします!」
アユ先輩は可愛らしい笑顔を私に向けた。
新人担当、
アユ先輩でよかった…。
「今年は2人も新人が入ってよかった!!
もう1人は男の子だから、
心和ちゃんは話しにくいだろうけど…。」
…やっぱりそうなんだ…。

