プロポーズから1年後…。
とうとう結婚式になった。
「心和-?」
「はーい。」
咲哉の声がして、
返事をすると、
陽翔と咲哉と、
咲哉のお兄さんの龍哉さんと華さんが入ってきた。
「似合うじゃん。」
ウエディングドレスを着た私を、
咲哉が誉めてくれた。
このウエディングドレス、
龍哉さんと華さんに、
我が儘言い放題の咲哉が作らせたもの。
着る私の意見さえ無視して作られた…。
私は3日前にドレスの存在を知らされたんだけど…。
でも、
それが嬉しいなって思う。
こんなにも考えてくれてるんだって実感するから…。