「ちょっと付き合ってよ。」 「え…。」 切原さんは私の返事を聞かず、 手を引いた。 そして、着いたのは、 花が手向けられた信号。 「ここね、 俺の彼女が死んじゃった場所なんだ。」 切原さんはしゃがんで、 その花に拝んだ。 私も拝んだ。 すると、 切原さんはこっちを見て話し出した。