腕を引っ張られ、 空き会議室に連れ込まれた。 勿論、 咲哉に…。 「ちょっと…。」 「黙って…。」 咲哉は後ろから私を抱き締めた。 ひさびさに咲哉の温もりを感じる…。 「ね、ねぇ…。」 「…。」 「なんか言って下さい…。」 顔は見えないし、 何も言ってくれないし…。 今、 咲哉は何を思ってるの?