受付だから、 否が応でも咲哉を見かけてしまう。 こっちを見ることなく、 咲哉はすれ違っていく。 自分から言い出したことだけど、 後悔が日々増していく。 「心和ちゃん、大丈夫?」 アユ先輩が気にかけてくれるたび、 「はい…。」 っていうけど…。 大丈夫ならこんなにミス続けないよね。