「らしくないじゃない。
真澄さん、こんなミスするなんて…。」



「すみません…。」






あれから家を飛び出して、
アユ先輩の家に居候している。



仕事をしてても、
咲哉の事が頭から離れなくて…。




仕事でミスが多くなった。




「何があったかわからないけど、
仕事の時に私情を挟まないようにしなきゃ。
社会人なんだから…。」




頭では分かってる。


切り替えなきゃって思ってる。