初日だからと、 アユ先輩は会社内を案内してくれた。 叔父様に会いに行ったり、 陽翔に呼び出されたりで、 何度か会社に着たことはあったけど…。 改めて大きな会社だと思った。 色んな所に行く度に、 視線を感じる…。 「先輩、 モテるんですね。」 「…。 みんな心和ちゃんの事を見てるんだよ。」 「そうなんですか?! やっぱり新人がどんな人かきになりますもんね…。」 私がそう言うと、 アユ先輩は盛大なため息をはいた。