結真はやっぱり優しかった。
「でもとうとう心和自身に危害加えようとして…。
ツーショット写真を撮れ、
家に上げろって…。
別れないともっと酷くなるって。」
結真は1人で悩んでたんだ…。
私は気づいてあげられなかった…。
「だから写真…。」
今真実が繋がった。
「人形なんて思ったことは、
これっぽっちもねぇ。
本当に悪いことをしたって思ってる。」
「うん。
結真は優しいって私が一番知ってるよ。」
彼は涙を流した。
誤解が解けて本当に良かった。
「よりを戻したいとか、
そんなんじゃねーんだ。
今心和が幸せならそれでいい。」
「結真、
ありがとう…。
これからも友達としていてほしいな。」
「2人だけで会うのは禁止だからな!!」
出る幕を失いかけていた咲哉がそう言った。
「心和泣かせてたら、
いつでも奪いにいくからな?」
結真は咲哉にそう返した。
「今日はベットの上で、
“なかせよう”と思ってんだけどな。」
「はっ?!
変態!!
咲哉のバカ!!」

