好きになってしまいます





「ここだと目立つし、
喫茶店が近くにあるから。」





私の提案で、
スーパーの近くの喫茶店に行くことになった。







私の隣に咲哉、
向かいに結真が座った。







コーヒー2つとココアを注文する。




「未だにコーヒー飲めないの?」




「うん。
コーヒー牛乳は飲めるようになったよ。」




結真は私がコーヒー嫌いだったこと、
覚えてたんだ…。










沈黙が続く。


「あの日…。」



切り出したのは結真だった。








「脅されてたんだ。
クラスの奴らから…。」