陽翔は目を反らした。 「心和に会いたがってた。 断ったよ?! でも多分調べたんだとおもう…。」 「そっか…。 話してくれてありがとう。」 陽翔は優しいから。 きっと結真の名前を出して、 私が怯えるかもって考えたんだと思う。 「仕事、 頑張りすぎて倒れないでね?」 「ありがと。」 私は陽翔の力になれないと思う。 だけど無理してほしくない。 たった1人の兄だから…。