好きになってしまいます





甘くて優しさもあるけど、
ちょっと強引な彼のくちづけ。









でもその先までいかないのは、
私が恐がっているのを彼は知っているから…。




「ただいまー!!」






陽翔の声が聞こえ、
急いで離れる私達。









「お…お帰り…。」






「…?なんか君たち怪しくない?」








ぎく!!









「まぁ、
何もないってことにしとくけど。
何かしたらさくちゃん追い出すからね。」









笑顔でそんなことを言うから、
余計に怖く感じる。