やっと手に入った。





お前は俺を忘れてたけど、
俺はこれからも忘れない…。







「もし、さくが男の子だったら?」




引っ越す前に俺はお前にそう聞いた。








心和は少し笑って、

「さくちゃんが男の子だったら、
怖くないのにね。
もしかしたら恋人同士になれるのに。」

って言った。







嘘でも嬉しかった…。