ココロ大雨警報


わけがわからないまま、四人がぎこちなくなっていた。

「美羽」

久しぶりに聞く日向の私を呼ぶ声

「な、なに?」

動揺してしまった。

「話してもいい?」

私は頷くことしかできなかった。
蓮也君と那月が喧嘩して。
私は那月とは仲良いけど、あの話については触れてくれなくて。
日向と蓮也君は一週間口を聞いていなかった。

「俺、好きな人いたんだ。事故で死んだ。」

え…まって、私は今二つの事実にどう返せばいいのかわからなくなった。
それでも日向は続けた。

「あいつは俺のこと本当に好きだったか知らねえけど、俺はあいつが本当好きだった。」

待って、待ってよ…

「今は…?」

震える声。私の精一杯。

「今も」

日向からの返事に涙が出そうになる。
私がどうにか出来る話しじゃない。
私は日向が好き。
今言えることはこれだけ。

「日向、私ね、日向のこと、好き。」

これが私の本音。

「ごめんな…」

どうして?なんで謝るの?
日向は悪くないじゃん。日向は…
苦しんでいるのでしょう?

「謝らないでっ…。今は、いい。私は日向といれればそれで。」

私は、泣かない。
日向の前で絶対泣かない。

「じゃあ、みんなで仲直りしにいこっか!」

精一杯の笑顔で私は言った。