17歳─恋のはじまり─

そう言って、

優しい目で佐々木くんが
あたしを見た。

だけどやっぱり
瞳の奥に何かを隠してる


────気が、する。


「…ありがと」


小さくあたしが挨拶をすると
佐々木くんは、

“バーカ”と言って歩き出す。


あたしは自分の
頭に手を乗せた。


撫でてくれた
佐々木くんの手が、

凄く力強くて優しくて。



『早く仲直りしたいんじゃねぇの?』


そうだよね…

こんなの、
あたしと瑛司らしくない…