17歳─恋のはじまり─

「何でも、ない…」


小さい声で
そう言った佐々木くんの声は

微かに震えてるのが
分かって。


あたしはまた
何も言えなくなった。


佐々木くんが何を
隠していて、

何に苦しんでいるのか、

あたしは知りたい……


だけど、

こうやって壁を
つくられると

それ以上踏み込めなくて。


どうすれば、

この壁を壊すことが
出来るんだろ…

どうすれば、
距離を縮められるんだろ…


そう思うあたしは…、

明らかに欲張りになってる。