17歳─恋のはじまり─

「いいもーん。あたしもサボっちゃお」

「………」



そう言って
佐々木の隣に千紗が寝転んだ。

仰向けになると
真っ青な空が一面に見えて。


千紗がボーッと空を
見つめた。


そんな千紗を横目で
佐々木が見つめると、

腕を額に乗せて
千紗と反対の方に
顔を向けて。

そっと目を瞑った。


自分の隣にこうやって
誰かが寄り添ってくれるのが


────久しぶりで。


重なる……


頭の中で1人の女の子が
浮かんだ。


『翔ちゃんっ!』