17歳─恋のはじまり─

「ねぇ、あたし佐々木くんに聞きたいことあるの」

「…あ?」

「…佐々木くんは、何でいつも屋上に居るの?」

「………」



あたしの質問に
佐々木くんは黙り込んで、

一瞬シ…ンと静まり返る。


微かに外で騒ぐ生徒の
声が聞こえた。



「……静かだから」

「静かな場所が好きなの?」


だからいつも
教室に居ないの…?



「でも、授業はちゃんと受けないとダメだよ」

「………」

「佐々木くん、ほとんどサボってるじゃん」

「…いいんだよ、別に」