17歳─恋のはじまり─

「そんなの、無理だよ!」

「はっ、危な…!」



階段を下りてく
佐々木くんの腕を

グンッと自分の方へ引っ張る。


その瞬間、

あたし達の身体が
バランスを崩して

身体がよろけた。



「ちっ…」


階段にぶつかる───!


ギュッと目を瞑った瞬間、
小さい舌打ちが聞こえて。

何かにあたしの
身体は支えられた。


ん?痛く…ない…?