「お前は、もう決めてんの?」
「何が?」
「進路」
そう言われて
あたしは下を向いた。
決まってるというか、
悩んでるというか…
「…今まで進路なんて、全く考えてなかったから…」
「そんなもんだろ。だから、俺も進路室行ってたんだし」
「…佐々木くんは、夢とかないの?」
「考えたこともなかった。…舞を亡くした頃から、全部どうでもいいって思ってたから」
「………」
亡くした、頃から…
今なら、
今ならあたし少しは
前までの佐々木くんのこと
理解出来る。
大きな穴がポッカリ
空いたみたいで、
何も考えたくない…
「何が?」
「進路」
そう言われて
あたしは下を向いた。
決まってるというか、
悩んでるというか…
「…今まで進路なんて、全く考えてなかったから…」
「そんなもんだろ。だから、俺も進路室行ってたんだし」
「…佐々木くんは、夢とかないの?」
「考えたこともなかった。…舞を亡くした頃から、全部どうでもいいって思ってたから」
「………」
亡くした、頃から…
今なら、
今ならあたし少しは
前までの佐々木くんのこと
理解出来る。
大きな穴がポッカリ
空いたみたいで、
何も考えたくない…

