”次”なんて、
わからないのに…


ピ…ピ…ピ…


「瑛司…?」


この後会った瑛司は、
ずっと眠ったままで。

周りにはたくさんの器械と、

病室内を鳴り響く音。


「え、何で…瑛司、目開けないの?」

「………」


呼んでも
呼んでも、

瑛司は目を開けてくれなかった。


ただ昼寝してるかのように
眠ってる瑛司が居るだけで。

聞こえたのは
器械音と、

自分の声だけだった…