17歳─恋のはじまり─

あの時、

ううん、もっと早く
気づくべきだった。

病院へ連れてくべきだったんだ…!


そしたら瑛司は
こんなことにならなかったかもしれない。

あたしは間違えたんだ。


恋なんかに夢中に
なってたから、

だから瑛司の異変を見落とした…!


「っ」


一気に押し寄せる後悔に
胸が痛む。

でもいくら後悔しても
時間は戻ってくれない。


待ってもくれない。