「…病院?」
「何で……」
「ダメだ、行くな!」
「え?」
佐々木くんの大きな声が
廊下に響いて。
千紗が、佐々木を見上げた。
行くなって、
どういう意味……?
「佐々木くんは、何か知ってるの?」
「………」
「ねぇ、瑛司に何があったの!?」
ガシッと制服のシャツを
掴んでくる千紗に、
佐々木がグッと唇を噛み締めた。
『千紗には言うな』
アイツは…、
俺にそう言ったんだ。
「何で……」
「ダメだ、行くな!」
「え?」
佐々木くんの大きな声が
廊下に響いて。
千紗が、佐々木を見上げた。
行くなって、
どういう意味……?
「佐々木くんは、何か知ってるの?」
「………」
「ねぇ、瑛司に何があったの!?」
ガシッと制服のシャツを
掴んでくる千紗に、
佐々木がグッと唇を噛み締めた。
『千紗には言うな』
アイツは…、
俺にそう言ったんだ。

