「…じゃぁ、もう行け。早川とか待ってんだろ」
「!」
「これからは、幼なじみとしてまた宜しくな」
「瑛司、ありがとう」
泣きながら笑う千紗に
胸がきゅっ、とした。
「………」
千紗が走ってくのを見届けて
俺は1人そのままズルッと床に座り込む。
天井を見上げて、
顔を歪めた。
膝が、持ってくれて良かった…
「………っ…」
これが瑛司が学校で
過ごした最後の時間だった。
もう2度と、
瑛司が学校に来ることは、
───────なかった。
「!」
「これからは、幼なじみとしてまた宜しくな」
「瑛司、ありがとう」
泣きながら笑う千紗に
胸がきゅっ、とした。
「………」
千紗が走ってくのを見届けて
俺は1人そのままズルッと床に座り込む。
天井を見上げて、
顔を歪めた。
膝が、持ってくれて良かった…
「………っ…」
これが瑛司が学校で
過ごした最後の時間だった。
もう2度と、
瑛司が学校に来ることは、
───────なかった。

