「あ、瑛司!あたし行きたい所があるの」
「行きたい所?」
「ここ!」
パンフレットを広げて
千紗が指を差す。
そこにはフリーマーケットの文字。
「お前、こういうの好きだよなー」
「だって掘り出し物があるかもしれないじゃん」
早く早く、と
手招きしながら笑う千紗に
瑛司の口元が緩む。
「仕方ねーなぁ」
今日は、
特別に千紗が行きたいとこ
廻ってやろーじゃん。
だから、
頼む。
今日だけは、
膝の痛みが少しでも
マシになってほしい。
そう願ったのに………
「行きたい所?」
「ここ!」
パンフレットを広げて
千紗が指を差す。
そこにはフリーマーケットの文字。
「お前、こういうの好きだよなー」
「だって掘り出し物があるかもしれないじゃん」
早く早く、と
手招きしながら笑う千紗に
瑛司の口元が緩む。
「仕方ねーなぁ」
今日は、
特別に千紗が行きたいとこ
廻ってやろーじゃん。
だから、
頼む。
今日だけは、
膝の痛みが少しでも
マシになってほしい。
そう願ったのに………

