17歳─恋のはじまり─

微かに佐々木くんの
笑い声が聞こえて。

ドキッとする。


胸が、


きゅうっとして
切ないような…


「………っ」


やっぱりあたしは
佐々木くんが好きだな…



『で、祭りっていつ』

「あ、8月11日!」

『ふーん。俺場所とか分かんねーんだけど』

「じゃぁ、○○駅で待ち合わせ!」

『ん、分かった』



ひゃー…!
何この感じ//

急に恥ずかしくなってきた。


『じゃーな』

「うん、バイバイ!」


通話を切って
千紗かバタッと倒れた。